人材紹介会社を使って転職を考えている人も、事情は業界ごとに違ってくるものです。ここでは業種別の転職の疑問に答えて行きます。
Q:経理職としてどのようなキャリアアップが可能ですか? A:経理財務のベースを活かし、経営に数字を提案するポジションとして、経営企画やIRといったポジションの可能性があります。客観的立場から企業と接したいということであれば、会計事務所や会計コンサルタントの道もあります。経理においては、入力業務や小口管理から始まり、除々に担当する範囲が広がっていきます。職務に対するスキルが明確であるため、転職の際にもこれまでの経験がそのままスキルとして評価されます。経理を極めていった最終ポジションはCFOなどの経理部門の統括者であり、企業規模によっては経営企画や財務もキャリアに含まれてきます。
Q:最近の経理財務関連の転職市場ではどのようなニーズがありますか? A:企業の株式上場を視野に入れた株式公開準備のポジションのニーズが高いようです。また、企業の会計の適性チェックやSOX法対応なども視野に入れた内部監査、内部統制のポジションなどもニーズが高まっています。現在の市場においては組織のバランスを考慮し、人数不足が顕著である20代後半から30代のニーズが最も高く、一人であっても月次を締められる程度のスキルを求められることが多くなっています。また外資系企業においては、USGAAPの実務経験や本国とのコミュニケーションが取れる英語の能力は高く評価され、給与レンジも日系企業より高いのが一般的です。
Q:未経験で財務職への転職は可能ですか? A:可能です。経理の実務経験がある方を対象に未経験を募集する場合もありますし、経理経験の長い方が財務を兼任する場合もあります。また金融業界にいた方も、資金調達ができ、運用に関する知識もあるという点が評価され、未経験者にも門戸が開かれていることがあります。
Q:外資系投資銀行にM&Aアドバイザーとして入社する際には、英語力はどの程度必要になりますか? A:資格の有無やTOEIC・TOEFLのスコアで一概に言うことはできませんが、社内でプレゼンテーション等を行う際には英語が必要になりますので、あえて言えばTOEICで850点以上の英語力は最低限のラインになるでしょう。
Q:バイサイドアナリストとしての転職を考えています。将来のキャリアプランとして、バイサイドアナリストとしての経験を積んだ後にファンドマネージャーに転職することを希望していますが、可能性はあるでしょうか? A:バイサイドアナリストからファンドマネージャーへの転身については、企業によって二つの場合に分かれます。一つ目はファンドマネージャーを中途で別に採用していて他部署からの異動を基本的にしないパターン、二つ目はファンドマネージャーの中途採用をせずに、アナリストとして実績を上げた人をファンドマネージャーにするパターンになります。後者に関しては日系投信投資顧問会社に多く見られる例ですので、可能性はあるでしょう。
Q:サポートエンジニアってどんなお仕事なのでしょうか? A:システムのメンテナンス、トラブルシューティングを主に行います。導入先のクライアントに出向き、定期的なメンテナンスやチェックを行ったり、トラブルが発生した時には状況に応じて適切な処置を施す必要があります。いわば「システムのお医者さん」的な役割を果たすのがサポートエンジニアの使命といえるでしょう。そのため、取扱うシステムへの理解はもちろんのこと、トラブルが発生したときにはその原因を切り分け、対処方法を見出す論理的思考能力が問われます。
Q:エンジニアの職務経験がありませんが、応募可能ですか? A:IT業界でのシステム営業経験があれば、応募することは可能です。また、他業界での営業経験がある場合にもITへの造詣があれば、募集要項によっては応募することが可能です。但し、双方とも扱うソリューションがどのようなジャンルのものか確認することが必要です。営業出身者の場合、前職で経験した業界(金融、メーカー等)がそのまま応募要件になるケースがほとんどです。